Luck is no accident

マーケティングにおけるデータ活用、コミュニティ構築、クラウドサービスの提案活動なんかについて書きます

最高の仲間を得た、さとなおオープンラボ7期を修了した感想

久しぶりのブログポストです。昨年10月から今年1月の約4ヶ月間、さとなおオープンラボ7期に参加し、先日無事修了しました。そちらの報告ブログです。 

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※修了の証
 

さとなおオープンラボとは

コミュニケーションプランナーの佐藤尚之さんが運営されている講座です。合計10回。1クラス12人で行う講義です。「さとなおラボ」とか「ラボ」って略してます。
僕は土曜午前クラスに参加しました。概ね毎週土曜日午前10時半〜午後2時半くらいまでぶっつづけで講義し、事前の課題書籍やグループプレゼンを行うという内容です。定量的にあらわすと、スライドは合計2000枚以上、書籍は6冊、グループプレゼンは4回という内容でした。
グランズウェル~ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)

グランズウェル~ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)

 

 ※課題書籍例

ちなみに期間中は土日の大部分の時間をラボに当てていました。きつかったです。

どういうきっかけで参加したのか

先の転職関連のエントリでも書きましたが、今後広告周りの全体的な知識をつけていく必要性を感じていました。そのタイミングで、たまたまラボ卒業生の實川パイセンから紹介してもらい、応募・参加することになりました。(過去の受講者リストを拝見すると、何人かお知り合いの方もいらっしゃるようでしたね)
 

何を得たのか

①気を遣わないでいい一生モノの仲間ができたこと。

社会人になるとどうしても利害関係が先にくる知り合いが増えてきます。しかしラボではそんなものはまったくない、お互いの意見をぶつけることのできる仲間ができました。特に同じグループのチームメンバーとは、4回もグループ課題&発表を行ったこともあり、非常に結びつきが強くなったと思います。今後の人生の支えとなる、貴重な機会をいただきました。
 

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写真は最終プレゼン後のチーム、ピンポン(自分)、イジリー、ヘルス、ピーチ
※ちなみにラボ内はあだ名で呼ばれます。所属や立場などを超えた、フラットな関係を築くことができます。ちなみに約1名怪しいカッコの方がいますが、徹夜明けでしたので察してくださいw 
 

②70点取れるプランニングの基礎が身についたこと。

仕事上広告に関する業務は未経験だったため、まっさらな白紙の状態で臨むことができました。事前に思っていた広告の定義とは大きく異なっていましたが、ある意味白紙だったのでうまく吸収できたと思います。プランニングでは、ロジカルさとエモーショナルさをハイレベルで両立しないといけないため、本当に高度なスキルが求められるということもわかりました。どうやったら伝わるかを愚直に考え抜いた先に、普段の生活で接している広告があるということを、改めて感じましたね。今回基礎は身につけて70点はとれるようになったかと思いますが、日々こんなにしんどい思いをされているなんて、広告に携わっている方は本当にすごいなあと思いました。70点を100点以上に引き上げるには、相当な努力が必要だと思います。
 

③さとなおさんの講座の提供方法

伝わらない時代の生活者に伝わるためにどうすればいいのかを教わりましたが、この講義自体が伝わるために非常に練られていました。チーム分け、スライドの構成、課題書籍、グループ課題のステップアップなど、それら単体の構成だけでも相当勉強になりました。
過去同様の講座は6回ほど行われていますが、毎回スライドを大幅に修正され、場合によっては新しく書籍にされているという点も驚きました。僕たちはもちろん、さとなおさんも講義をアウトプットするためにとても苦労されているんだなということがわかりました。一方的に教授されるのではなくさとなおさんも伴走してくださってるんだと言うことがわかり、とても親近感を感じました。  
 

今後どう活かしていくのか

僕自身の仕事は広告業務、マーケティング業務に携わる人を支援する立場です。ツールを販売するベンダーの一員ではありますが、もちろん企業の先には生活者がいます。単なるツール売りに陥るのではなく、先にいる生活者を見据えた営業・提案活動を行えるように、ラボで学んだ内容も活かしていきます。また、書籍:エンパワードでは、マーケティング施策に従業員をどう巻き込んでいくかという事例も勉強しました。 
エンパワード~ソーシャルメディアを最大活用する組織体制 (Harvard Business School Press)

エンパワード~ソーシャルメディアを最大活用する組織体制 (Harvard Business School Press)

 

今の会社のDatoramaは新しいコンセプトのツールであり、社内での思想の啓蒙・複数部署の巻き込み・予算取得が肝になります。その辺りについて、エンパワードで学んだ内容は相当活かすことができると思いました。(打ち上げのときの質問で、一番好きな書籍にあげたのは自分だけだったけど・・・。)

さらに、生き急がないように気をつけないとと思いました。ソーシャルメディアの発達により、ちょっと有名になるくらいは簡単にできる世の中だと感じます。有名無実。しばらくは一点集中で、自分なりの強みを見つけて、磨いていきます。 ラボ風に言うと、100分の1を3つ積み重ねると100万分の1なるように、20代で100分の1を一つ作っていきたいです。
 
最後に、さとなおさん、本当に4ヶ月間お世話になりました!プライベートでも?宜しくお願い致します。
そしてラボのみんな!本当にたくさんの面で助けられました。これからもそれぞれの立場で切磋琢磨しましょう!頑張るぞ!

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※最高の打ち上げでした!幹事団も最高のメンバーでした!
 
<<4月11日追記>>
ラボ8期の募集が始まりました!お待ちしております!
 
※ラボのことで個別に話聞きたい人は声かけてください。 
 
おわり
 

【入社エントリ】Datorama Japanにセールスマネージャーとして入社しました

追記:この記事は2016年10月に書いた記事です。また手が空きましたら情報アップデートします。

皆様、こんにちは。さて、以前退職エントリでご案内したとおり、10月から転職して新しい会社で働いております。Datorama Japanという会社に入社し、セールスマネージャーとしての職務をスタートしました。

Datorama Japan?なんて読むんだ・・・?

デートラマ・ジャパンと読みます。(シナジーやギンザみたいに略せないですね)Datoramaは、DataとPanorama を融合させた造語です。僕もつい最近までわからなかったのですが、下記日本語ブログでも紹介されているのを発見しました。

blog-jp.datorama.com

本社はニューヨーク、開発拠点はイスラエル外資系企業です。同社の日本法人の一員となりました。データをパノラマで、という名の通り、マーケティング活動におけるデータを収集・分析し、わかりやすく状況把握ができるサービスを提供しています。

タグラインですが、All Your Data, Working Together です。早くみなさんのデータをトゥギャザーしたいです。 

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何してる会社?

もう少し詳しく説明すると、マーケティングデータの分析ができる、セルフサービス型のBIツールを提供しています。BIは、ビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)の略です。企業活動に関する各種データをまとめ、意思決定に役立てる手法や技術のことを指しています。

※一部出典:ビジネスインテリジェンス - Wikipedia 

この手のサービスはあまたありますが、

マーケティングデータの分析に特化し、

・セルフサービス型で(エンジニアのリソースを極力必要とせずビジネスユーザ中心に使える、の意味)

クラウド型で、ETL/DWH/データモデリングを内包したサービス

である点がユニークだと思っています。 

ーーー

※ETL:データの加工レイヤー。Extract, Transform, Load、「抽出」「変換」「挿入」の3作業を担う機能

※DWH:データの管理レイヤー。時系列に蓄積した業務データ(data)を倉庫(warehouse)のように管理する機能

ーーー

こんなかんじのダッシュボードが作成できます。どんなキャンペーンを打って、どんな結果が出ているか一目瞭然です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/D/DatoramaJapan_blog/20160923/20160923122643.png 

企業において取り扱うデータ量が爆発的に増えている中で、データを用いて意思決定を行う部署の数や、データ抽出やレポーティングに関わるメンバーの方の数も、どんどん増えています。メンバー全員がエクセルやアクセスを駆使する時間を確保したり、SQLを書いてデータ抽出できればいいのですが、なかなかそういうわけにもいかないのが現状だと思います。

加えて、マーケティングデータは会計データのようなスタティックなデータと違い、ダイナミック(どんどん動く)な性質を持っています。APIのキャッチアップも大変です。従来のBIツールは、サーバを立ててオンプレミスで動かす形が多く、このあたりのマーケティングデータへの対応がなかなか難しいようでした。

このような背景もあり、Datoramaのようなクラウド環境で動いて、ビジネスユーザが使えるBIツールのニーズが高まってきていると感じています。実際にグローバルでは創業4年で、2000以上の広告主様、200以上の広告代理店様にご利用頂いています。

 ※DWHの機能は持ちつつも、実際にはトレジャーデータさんのようなDMPサービスと併用してご利用いただくケースもあります。同社のブログでDatoramaも取り上げていただきました。

tug.red

※2018年7月追記:自分が入社したときはあえてマーケティングのBIと呼んでいましたが、現在はMI(マーケティングインテリジェンス、Marketing Intelligence)と呼んでいます。従来型のBIでは、なかなかマーケティング部の要望を満たすことができないケースが多く、グローバル企業を中心にマーケティング部門は独自で組織を作り、適したツールを採用するケースが増えています。例えば日本で馴染みのある企業ですと、日産自動車さんやソフトバンクさんは、MI部、MI課を設けていらっしゃいます。下記参考までに会社のブログ記事ですが、USの大手乳製品企業におけるMIとBI活用の使い分け事例です。

blog-jp.datorama.com

 

小松の仕事は?

上記サービスの営業活動を担います。日本法人が立ち上がって1年半強ですが、営業活動をメインに行っているのは日本法人代表である布施さんしかいませんでした。そのような状況で、まだまだ経験的にジュニア(junior)な自分が採用されたことは、重く受け止めています。クラウド製品の拡販においては、自分で製品認知度を高めて自分で見込み顧客を集めて、自分で売れる営業マンが強いと思っているので、Datoramaでもそんな形を作れるように頑張ります。

また、セールスの機能だけではなく、マーケティングとの橋渡しの機能も担う予定です。これからチームが拡大していく予定なので、営業観点でのリード獲得の企画(オフライン・オンラインコンテンツ)や案件増加のためのインサイドセールスチームの立ち上げなんかも行います。マーケティング担当としては、マーケ・PR領域でご経験豊かなスペシャリストの方もいらっしゃるので、一緒にコラボレーションしながら組織構築と成果拡大を狙っていくつもりです。

ちなみに、7月に行ったイベントについて、Yahoo!JAPANさんのブログでも取り上げてもらいました。”Datoramaは「Yahoo!プレミアムDSP」のダッシュボードであり、顧客のデータドリブンインサイトの分析基盤として重要な位置を占めています。”とおっしゃっていただけるのはとてもうれしいですね。 

クラウド型マーケティングダッシュボード「Datorama」の国内初イベントに、Yahoo!... - 活用レポート

加えて、前職と比べると提案範囲が広く、受注金額も高いです。1件あたりの受注単価がおよそ5倍〜10倍以上になると思います。そのため、各種関係者の調整や受注後のプロジェクトマネジメントの難易度も高まります。どこまで風呂敷を広げて、どこで畳むのかの判断がとても重要です。そのあたりも初めての経験に近いですが、エンタープライズセールスとして力をつけていきたいなと思っています。(先輩方、何卒ご指導のほど宜しくお願い致します。)

まとめると、シナジーで経験したデータ活用支援とプロジェクト推進、ギンザで経験したマーケティング施策支援の両輪を、高いレベルで回せれるようになりたいですね。 

オフィスの雰囲気はどう?

めっちゃきれいです。すごく快適です。大手町にある下記サービスオフィスに入居しています。

www.gbh-tokyo.or.jp

三菱地所さんがデベロッパーとして開発されているのですが、奇しくも大学のサークル時代の先輩が入居企業のサポートとしてDatoramaも担当いただいているということで、とても驚きました!

コミュニティエリアが充実していて、こんなところで作業することもできます。 

https://www.gbh-tokyo.or.jp/wp-content/themes/gbht/assets/img/floor/community-lounge_01.jpg

 出典:FLOOR DETAILS | グローバルビジネスハブ東京

もちろん、自社メンバーしか入れないクローズドなスペースもあります。

https://www.gbh-tokyo.or.jp/wp-content/themes/gbht/assets/img/floor/bd-office_05.jpg

出典:FLOOR DETAILS | グローバルビジネスハブ東京

余談ですが、コミュニティ(企業文化)の醸成には物理的な場が必要です。僕もリモートワークを2年半経験しましたが、ただオフィスを廃止すればいいってもんじゃないと思うんです。datoramaも基本的にリモートワークOKですが、良質なオフィス環境がありつつも労働環境が選択できる、というところがリモートワーク推進の大事なポイントだと感じています。(このあたりもいつかブログにまとめたいですね)

今後の目標は?

Datoramaでのマーケティングデータの管理、分析、可視化を通じて、お客様のマーケティング活動の効率化、成果拡大、業績向上を担っていきたいです。

また個人的には、このあたりのマーケティングデータ活用に関する、ビジネスレイヤーが中心のコミュニティも作っていきたいなと。(なんとなく、なさそうな気がするので・・・。もしご存知でしたらメッセとかで教えてください。)

また、わかりやすいものとしては、

2020年までにアドテックに登壇します!(爆)

もちろん登壇することがゴールではなく、それくらい自分の能力を高めていくということです。知識も経験も人脈も、全てが不足していますので、この3年間でそのあたりの能力を高めていきます。そしてゆくゆくは・・・おっとこれは入社エントリなのでこのあたりにしておこう。

ーーー

2018/5/18 追記

現在は大手町ビルディングのfinolabに入居しています

finolab.jp

採用めっちゃ募集中です。 2018年中に30人にしたいです。

都内のご指定の場所にランチやディナーなど伺いますので、ご興味ある方はぜひご連絡ください。

docs.google.com

 

 

f:id:ShoheiKomatsu:20161010221112p:plain

 おわり