Luck is no accident

マーケティングにおけるデータ活用、コミュニティ構築、クラウドサービスの提案活動なんかについて書きます

Datorama(デートラマ)の採用面接で聞いている3つのこと

みなさんこんばんは。2017年もあっという間に終わりですね。書きたいテーマはたくさんあるのですが、久しぶりのエントリとなってしまいました。余談ですが、最近音声入力で文章を書くのにはまっております。本記事もベースは音声入力で歩きながら書いたので、今度は音声入力にてブログのエントリをもっと増やしたいなと思っております。

さて、このエントリではデートラマで普段採用活動を行う際に、求人に応募いただいた方とどのようなことを話しているか、ご紹介します。

始めにちょっと但し書き

実はデートラマに入るまでは、過去の所属企業含め採用面接は経験したことがありませんでした。しかしながら今年の中盤くらいから面接参加する機会が増えまして、12月現在累計20人くらいの方とお話させていただきました。自分の職種が営業なので、主にセールスや既存顧客のビジネス支援のアカウントマネージャー、たまにマーケやクライアントサクセスなどをご希望されている求職者さまに対し、二次面接や三次面接でお話しております。わりと回数を重ねてきましたので、アウトプットを兼ねて普段私がどういうことを採用候補者の皆様に聞いているのか、ポイントを絞ってまとめたいと思います。

※あくまで個人の見解なので、他の面接者の場合は異なる可能性があること、職務経験やポジション、タイミングなどなどで日々変化する可能性があることをご了承ください。また、社会人経験のある中途面接を想定しています。

※小松の属性情報としては、20代後半で社会人経験6年/ずっとSaaS営業職/デートラマ入社1年ちょい、です。

※デートラマってなんの会社?って方はこちらの記事もぜひどうぞ。

shoheikomatsu.hatenablog.com

本題の記事ですが、下記3点についてまとめました。

・仕事を自分事化して、能動的に動けるか

・コ・オペレーション:チームのために協力できるかどうか

マーケティング業界を良くしていきたいという気持ちがあるか

 

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※11月に実施した合宿@箱根 での集合写真です。楽しかった!

 

・仕事を自分事化して、能動的に動けるか

デートラマはグローバルでも設立5年目、日本支社は設立もうすぐ3年目のスタートアップです。ありがたいことにお客様も急拡大しておりビジネス的なトラクションは順調ですが、まだまだ発展途上な点が多いです。

ただ座っているだけで仕事が与えられるような環境ではないので、自分で動いていくことが必要です。この点は設立してから日が浅い会社や組織の人数の少ない会社であれば当たり前の要素だと思いますが、非常に重要です。また、マーケティングテクノロジー業界はかなり変化が激しいため、日々状況が変わっていきます。お客様のニーズ/提供価値、競合環境などなどが刻一刻と変化しており、日本支社の組織としても自分が入社した時期から2倍になりました。そして来年はさらに2倍していく予定です。

そのような中で、日々やらないといけないこと、やるべきことは変化しますし、それらをもとに自分のミッションをアップデートしていかなければいけません。私が入社した際は営業組織もなかったので入社後いきなり野に放たれていましたが、いまは人数が増えてきて、組織も細分化しています。その辺りは会社全体で定義しつつも、まだまだ個々人が考えて動くフェーズです。そのような環境なので、何を行うべきなのかを自分で定義して動くということが非常に大事です。

自分で考えて、能動的に動く。コレ良いなと思ったことを精度粗めでもスピード感をもって実行し改善していく、そんな環境をお求めの方だと非常に相性が合うと思います。

 

・コ・オペレーション:チームのために協力できるかどうか

自分も改善点が多々あるので自戒をこめてですが、一人で成り立つ仕事はありません。たとえば営業職であれば大規模提案になる場合は、上司を巻き込む必要があり、またセールスエンジニアと呼ばれるテクニカル系の支援担当と役割分担しながら、複数人数で進行する必要があります。また受注した後スムーズにサービスをご活用いただくためには、ビジネス面をサポートするアカウントマネージャー、テック面をサポートするクライアントサクセスやプロフェッショナルサービスのチームと連携することが不可欠です。SaaSベンダーなので、サービスの満足度を高め、永続的にご活用いただくことが、何よりも売上に貢献します。

この辺り、当たり前ですが一人では仕事が成り立たないので、個々の組織間で連携をとる必要があります。ちょうど2017年の後半からグローバルにあわせて組織を細分化しはじめ、個々の組織のミッションを定義し移行している段階です。おそらくこのブログをご覧いただき、ご興味もっていただいた方が入社されるタイミングには、ある程度きれいに業務範囲が定まっていることでしょう。

そのため、営業であればテック系のメンバーとやりとりし進行管理できるか、テック系の方であれば営業とどう連携して過去お仕事してきたか、できるだけ聞くようにしています。この辺り自分自身、営業的な確度が緩めの案件を持ってきてしまったり、既存のお客様における情報共有のアップデートを怠ってしまったり、とまだまだ改善する点がたくさんあります。改善途中ではありますが、チームでビジネスを作っていく、チームでお客様の満足度を最大化していくというマインドセットがある方だと非常に相性がいいと思います。

 

マーケティング業界を良くしていきたいという気持ちがあるか

デートラマのお客様は広告主様や広告会社様、媒体社様です。業界トップの会社様も多く、サービスを導入いただくことが、広告/マーケティング業界に大きな影響を与えると考えています。

広告主様であれば、企業経営のデジタルシフトという点と密接に関わってきます。また広告会社様であれば、業務効率化・働き方改革の最先端を担いつつ、データを活用したマーケティング支援の武器を提供しています。

このようにマーケティング界隈の皆様と関係が深く、新しい事例/新しいプロセスを作っていくという存在だと日々感じています。私も営業担当として様々な方とお会いしていますが、皆さん各々の立場で変革を主導しており、よりよくしていきたいという気持ちに満ち溢れている方々ばかりです。変革する上ではどうしても社内の抵抗があったりさまざまな障害があるのですが、それらを一緒に乗り越えて、伴走しながらご支援したいと思っています。

そのため、日々過去の成功体験や既成概念を乗り越えて、新しい成功体験を作り出していくマインドセットが必要です。そのようなマインドセットをもって働きたい方、そしてマーケティング業界に何か良い爪あとを残したい方であれば、非常に相性が合うと思います。

(余談ですが、マーケターの募集要項における必須テクノロジーとして、エクセル・パワポ・デートラマ とならべてもらえるような世界を目指しています。)

 

以上です。上記以外にも、今後どうしていきたいかや英語力も聞くようにしているのですが、ちょっと長くなってしまったのでまた別のエントリでまとめようかなと思います。

面白そうだなと思った方、ちょっと話を聞いてみたいなと思った方、またこの人であればもしかしたら合うかもしれないなと思った方、是非お気軽に下記フォームからご連絡いただければと思います。(ご紹介いただいた方には御礼します!)

goo.gl

おわり 

BIツール導入に必要なプロジェクトマネジメント_Datorama編

こんにちは。久しぶりのブログ投稿です。光陰矢のごとしということで、Datoramaに入社してからあっという間に1年経ちました。この1年の振り返りは別途行うこととして、今日はタイトルに有る通り、PM(プロジェクトマネジメント)についてまとめたいなと思います。
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(写真はぱくたそさんからお借りしました)
 
所属しているDatorama(デートラマ)では、大きくBI(ビジネス・インテリジェンス)と呼ばれる領域のクラウドサービスを提供しています。この1年で様々なプロジェクトに携わりましたが、BIの導入にはPM(プロジェクトマネジメント)能力が不可欠だと思い、下記簡単にまとめてみました。下記、目次です。

Datoramaの特徴と留意点 

そもそもBIやDatoramaって何という方は、下記の入社エントリを先にお読みいただければと思います。

BIツールの一種であるDatoramaの特徴として、マーケティング担当者に活用いただくことが多いという点が挙げられます。マーケティング担当者が見るデータの種類は多岐に渡ります。ざっと上げてみただけでも、下記などが挙げられます。
  • 自社内システムに持つ売上データ
  • オフライン広告出稿データ(TVCM、新聞、雑誌など)
  • オンライン広告出稿データ(ディスプレイ、リスティング、ソーシャル、アフィリエイト
  • 自社オウンドメディアデータ(アクセス解析、ソーシャル(オーガニック)) 

上記データは、広告主・代理店・媒体社(プラットフォーム)とそれぞれバラバラに散らばって管理されています。 Datoramaのお客様では平均40種類ほどのデータソースを接続いただいており、プロジェクトマネジメントにおいては、これらのデータの集約と整理が欠かせません。

プロジェクトマネジメントとは

プロジェクトマネジメントも様々な定義があると思いますが、ググって上位表示された下記サイトがわかりやすいと思いました。

 一部、引用してみます。

最低限抑える必要のある「課題管理」「スケジュール管理」「成果物管理」の3つを軸にします。

課題(何を解決しなければいけないか)、スケジュール(どんな段取りで解決するか)、成果物(解決した結果何ができるか)を明確にすることによって、プロジェクトの規模にかかわらず期限内に目的を達成する確率がアップします。

上記サイトに依拠すると、プロジェクトマネジメントのポイントは、下記3点のようです。
  1. 「課題管理」
  2. 「スケジュール管理」
  3. 「成果物管理」
BIツールにおいて、上記3要素はどのようになるか見てみましょう。

課題管理

課題というのも2種類あると思います。一つ目は、このプロジェクトとは何を達成するのか?というプロジェクト全体の課題整理(ビジネス課題)です。下記例などがあげられるかと思います。
  • (例)業務工数を月◯時間削減したい、キャンペーン期間中に出稿比率をチューニングすることでCPAを〇%下げたい etc
一方で、具体的にプロジェクトを進める上での個別課題(目標達成のための障害、オペレーション課題)という課題もあると思います。
  • (例)〇〇データを自動で取得できていない、××データの加工にエクセル手運用が発生している etc
これらビジネス課題とオペレーション課題の洗い出しは、Datoramaでもよく行っていますね。

スケジュール管理

誰がいつまでにどの作業を行うのか?です。課題の優先度を立てて、スケジュールに落とし込む作業ですね。ケースバイケースですが、下記例などでしょうか。
  • 5/21日週:各種データ、テンプレートエクセルファイルを共有(御社)
  • 5/28日週:データ確認のためのお打ち合わせ実施(双方)
  • 6/4日週:データ加工や画面イメージのすり合わせ/Datorama側の設定開始(弊社)
  • 6/11日週:デジタル出稿データのDatorama反映確認(御社)
  • 6/18日週:ダッシュボード構築作業(弊社)
  • 7/5日週:TVデータ接続、運用開始(弊社)
  • 7月末:導入プロジェクト振り返り(双方)
上記はテキストでまとめましたが、課題とスケジュールを組み合わせてエクセル等で進捗管理するケースもあると思います。下記、モノサスさんにおけるWEBサイト作成におけるスケジュール管理が参考になりそうです。

成果物管理

BIツールにおいては、成果物はツール内の設定内容です。設定内容をクリアにするために、データの加工方法やダッシュボードイメージのすり合わせが必要となります。どのようなダッシュボードにするのか、そのためにどのデータをどこから接続し加工するのかなど、すべての要件の基礎となります。Datoramaでは、現行のエクセルファイルとPPTでの最終アウトプットを受領することが多く、運用状況をもとにDatoramaでのベスト・プラクティスを提示することが多いです。BIを導入したことがないお客さまも多いので、現行の運用とどのように変わるのか、サンプルダッシュボードを作成しイメージを掴んでいただくことも多いですね。

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(Datoramaで作成できるダッシュボードイメージ)

まとめ

以上簡単ですが、BIツール導入におけるプロジェクトマネジメントについてまとめてみました。Datoramaでは、POCという概念検証のトライアル(契約前)とオンボーディング(契約後の導入支援)という2つのフェーズでプロジェクトマネジメントが必要です。双方とも、前工程の営業組織と後工程のCS組織(クライアントサクセス)の協力体制が不可欠です。
自分も新卒時代にお世話になったシナジーマーケティングでは、セールスフォースの導入プロジェクトを営業担当として進行管理していたので、その時の経験が結構役に立っていると思います。一方で、前職のGinzametricにおいてはツールトライアルは自分ひとりで回せる範囲でした。DatoramaではCSチームと二人三脚でプロジェクト進行しているので、チームでのPM進行がより重要だと感じます。この辺りはまだまだ改善ポイントがありそうです。いかに効率的/効果的にプロジェクトを進行できるかという点が最近の課題なので、ご興味有る方はぜひ色々お話させてください。
 
ちなみに、Datoramaは絶賛採用募集中で、職種も幅広く(営業もマーケも導入支援チーム、セールスエンジニアやクライアントサクセスなど)募集しています。一例↓
来年の今ごろには日本支社を2倍にしたいので、たくさんの方々の協力が必要な状況です。少しでもご興味あればランチなどでざっくばらんにお話できればと思いますので、ぜひお気軽にご連絡ください。ご連絡はFBメッセージでどうぞ!
近いうちにこの1年間の振り返りブログも書こうかなと思いますので、またお楽しみに!
 
おわり